Grown HUNT

最近ミニベロの投稿が続いておりますね。
本日も引き続きミニベロでございます。

そもそも僕らUNPEUはミニベロが結構得意でして、大阪市内のような坂道の少ない街中で使うにはミニベロってほんと便利な自転車なので推しているわけです。

目次

ミニベロの特性って

「ミニベロ」と一言で言っても範囲は結構広いジャンルでして、とりあえず車輪の小さい(26インチ未満)自転車は基本的にミニベロということになります。
車輪が小さいので、メリットとしては漕ぎ出しが軽い、というのが筆頭に挙げられます。
小学校の理科で慣性の法則って習いましたよね。
動いてる物体は動き続けようとして、止まっている物体は止まり続けようとするという法則です。(←大雑把な説明ですみません)
車輪が小さいと慣性の影響を受けにくいので、止まっている車輪を動かし始めるのも比較的楽になります。
なので街中で信号で停められることが多いような状況では漕ぎ出しが軽いミニベロの利点が活きてきます。
逆に、ちょっとしたデメリットで言うと車輪が小さくて慣性が働きにくいのでスピードが乗ってきた状態をキープするのが苦手です。
なので、長い距離を信号なんか無い前提で走り続けるロードバイクなんかは車輪が大きいんですね。
あともう一つの特性は不安定、って言われますがこちらはあんまり気にしなくて良いと思います。
こちらも車輪の大きさに従って影響が変わってくる「ジャイロ効果」のお話ですね。
回転している車輪は直線運動をしようとするので転けにくいと言うやつです。
車輪が小さい方がジャイロ効果を得にくいのでフラフラしがちですが、経験から申し上げると30分も乗れば慣れます。
危険なほど不安定になることはございません。だって、街中でもみんなミニベロ乗ってるでしょ?

あとちなみに(前にもこのブログで書きましたが、何度でも書きます)車輪が小さいからいっぱい漕がないとスピードが出ない、なんてことはないので(少なくとも当店で扱っているグレードの自転車においては)車輪の大きさを気にしてミニベロを選択肢から外すのは勿体無いですよ。
ちゃんとしたミニベロは車輪が小さいのを補うために、前ギヤをうんと大きく、後ろギヤを出来るだけ小さく設計しています。ペダル1回転で進む距離は車輪の大きな自転車と遜色ないですよ。

Grown HUNT

すみません。前置きが長すぎますね。
さて、GrownのHUNTですが、前途の通り僕らはミニベロがまぁまぁ得意です。
その象徴的なのが当社が運営している京都のハンドメイド自転車ブランドE.B.S、そこでロングセラーになっている「Horizontal451」と言う車種がありまして、本当にミニベロらしい、スタンダードな車種になります。
10何年もかけて少しづつブラッシュアップしてきた自転車で、ミニベロらしい乗り味や特性の良いところ・悪いところを吟味して作り上げた自信作であります。
そんなHorizontal451ですが、国産パイプを使ってハンドメイドで作られたフレーム販売ですので、組み上げると一番ベーシックな構成でも20万円近くになります。。。。
そこでGrownブランドの方で、Horizontal451の設計はそのままに台湾の工場で一括生産をしてコストを抑えたのがHUNTになります。
もちろんパイプの質や角部の溶接などは国産ハンドメイドのHorizontal451には追いつきませんが、ミニベロらしい楽しさはしっかり感じてもらえると思います。

写真の状態は全くノーマルな状態で、フロント1段xリア8段変速の非常にシンプルな自転車になっています。
拡張性はかなり高めに設計していますので、ドロップハンドルをつけて気軽なスポーツ車としても、キャリアやカゴをつけて街乗り仕様にしてもOKです。ノーマルの状態だと、そこそこな走りの性能と、気軽に乗れるパーツ構成なのでクロスバイク的な使い方とお考えいただければ良いかと思います。

ちょっと大きめサイズのみ在庫ございます。

こんなにしっかり説明してみましたが、実は在庫がほとんどありません。
現在ご用意できるのはサイズ56cmと言う一番大きいもののみです。
身長170cm台半ばの方にぴったりなサイズ感です。
逆に170cm後半とかそれ以上の長身の方ってなかなかピッタリくるサイズのミニベロってないんですよね(EBSだとオーダーメイドで特大サイズも作れます)なので、このサイズ感を狙っていた長身の方はお早めにお声掛けください。
ちなみにこれに近いサイズだとFUJIのヘリオンが55cmを作っていますが、他はあまりないかもしれません。
あとご用意できるカラーはチャコール(やや濃いめのグレー)のみになります。
よかったら店頭でまたがってみてください。お待ちしております。

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