ホイール組みます

本日は車体じゃなくてパーツのご紹介。
ホイール組みますよ。ってお話です。

性能だけを追い求めたシリアスなスポーツ自転車ではなくて、あくまで街乗りやライトスポーツ感覚だったり、見た目も重視したいわ、というタイプの自転車が得意な当店としましては、いやゆる完組みホイールという選択肢がかなり少なくて、ホイール直径が特殊だったり、カラーがシルバーやポリッシュがご希望だったり、ちょっと人と違うものが欲しかったり・・・いろんなニッチなご要望にお応えするべくホイールの組みもやってます。

今回のご要望はこんな感じでした。
・ポリッシュの綺麗な磨きのリム →少数派
・それなりの性能のハブ、色はシルバーまたはポリッシュ →こちらも少数派
・リム直径は16インチ(305) →ほぼ入手不可
・リアエンド幅135mm、リムブレーキ用ハブ →絶滅危惧種
・スキンサイドのタイヤ →選択肢ほぼ無し
なかなか難しいご依頼でした。。。。

最終的にはリムはお客様からの支給品となりましたが、リムに合わせて28ホールでリムブレーキ用、135mm、ポリッシュ系という条件を満たすWhite IndustriesのMI5ハブを採用しました。

16インチなのでスポークは13cmぐらいの超短いものを用意。
ハブとリムを採寸してスポーク長を計算、カットして作ります。
スポークは短ければ短いほど負担が大きくなるので変に攻めた細いものとかアルミニップルとかは使わずに標準的なもので組んでいます。今回のスポークはDTのチャンピオンですね。

で、とりあえず組むのが難しい。。。
今回はスポークへの負担を考慮して組み方を2種検討したので軽く仮組みして、一旦バラしてまた組んで。。。
スポークが短いと普通のサイズのものに比べて数倍の力を使いながら力ずくでスポークを通していきます。(翌日も指先がほんのり痛いです)

ただ、苦労した甲斐あってやたら可愛いホイールが出来上がりました。
リムが当店では入手するのが難しかったのでこのパターンで組むことは少ないと思いますが当分の間はやりたくないぐらいの苦労の結晶であります。

ちなみに、最近だとこんなのも組んでます。
こちらは20インチ。
モールトン用に組んだんですけど20インチぐらいの大きさなら余裕です。
こちらの紹介はまた後日に。

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