surlyの正統派ツーリングバイクのディスクトラッカーです。
わざわざ”正統派”と言ったのは、最近はツーリングって一言で言ってもキャンプ用品や食料を満載にして遠くを目指すツーリグとか、極力軽めの装備で日帰りのツーリングなどいろんなスタイルある中でロードバイクやグラベルロードをツーリング車として流用するケースも多いわけですが、ディスクトラッカーは前者の方、ガチなキャンプツーリングに対応できるモデルです。
もちろんキャリア取り付け用のダボもたくさん、やや太めのタイヤも装着可能、交換用のスポークの予備を付けておくホルダーまで用意されています。

とはいえ完全なクラシックスタイルなランドナーではなく、ロングツーリングに必要な要素をSURLYらしい遊び心のある、乗り手主観のモデルになっています。
なのでもちろんブレーキはディスクブレーキだしハブはスルーアクスルになっています。
この温故知新というかクラシックスタイルへのリスペクトも感じさせてくれる雰囲気がディスクトラッカーの魅力の1つだと思います。
今回はATBスタイルで組んでみました。
ツーリング自転車のメインストリームがキャンプツーリング向けの自転車だとすると、今回はそこから出た枝葉のような位置付けになるATB的なアプローチをしてみました。
ATBっていうのはざっくり言うとマウンテンバイク(MTB)の前身というか、少々の未舗装路や山道も太いタイヤと頑丈なフレームでどこまでも走ろうぜ!っていうジャンルで後にマウンテンバイクに代わっていくのですが、ATB自体はツーリング要素が強いジャンルと言えると思います。(オールドマウンテンスタイルといった方が今風なのかもしれませんけどね。)

このディスクトラッカーは、フレームサイズ42–56cmのホイール径は26インチ、フレームサイズ56–64cmは700cになります。なので日本人の体格ではほとんどの方は26インチで乗られるんじゃないかと思います。
この写真の在庫車は52cmなので26インチです。

個人的には26インチって日本人の体格で乗りやすいので好きなんですけど、以前から一部のメーカーさんでは完成車でも乗りやすさ重視で26インチを採用することがあったんですが、昨今のオールドMTBブーム(ブームって言っていいのかな?盛り上がってますよね??)で26インチタイヤの選択肢もちょっと増えましたね。良き事です。
そんなわけで今回は90年代の名作タイヤ、パナレーサーのスモーク/ダートを使ってみました。
このタイヤは前がダート、後ろがスモークっていう別の商品を使うのが定番。
ちなみに僕は90年台当時使ってましたのでほんと胸熱なのであります。(えぇ35年前ですよ。)

ハンドルバーはSURLYのサンライズバー。
マッチョさではたぶんこれが優勝。
この無骨さが車体とマッチしてると思います。
幅かかなり広めで日本人にはちょっと大きすぎるのでちょっと両端を切って調整しています。

変速系はスタンダードに1x9sにしときました。
普段使いならこれで十分。
もっと本格的に乗り倒したいという気概のある方にはコンポーネント総載せ替えも承ります。
上位クラスのMTBコンポーネントももちろんですが例えばシマノさんでもMTBと街乗りの中間的なラインナップも増えていますのでお使いの用途に合うものを相談させてください。
SURLY在庫あります。
本日時点で、SURLYの在庫はこのDizcTrucker以外にもSTRUGGLER、PREAMBLE、BRIDGE CLUB、MID NIGHT SPECIAL等のフレーム、完成車がありますので、SURLYでいっちょ組んだろかいな。とお考えの方はお気軽にご相談くださいませ。
