SURLY壊れない伝説

オーバーホールのご依頼が多い車種(メーカー)なのでそんなに驚くことではないのですが、稀にこんなご依頼も頂くことが徐々に増えています。
お父さんが乗られていたSURLYをお子さんに譲る、と。

SURLYが日本で普通に流通し始めてから20年ぐらいは経ちました?
とにかく大体どのモデルも日本人の体格にはオーバースペックなぐらい頑丈(代わりにちょっと重いけど)なSURLYなのでメンテナンスや部品交換を繰り返せばいつまでも、それこそ死ぬまで乗れてしまいそうなSURLYですけど、ついに次の世代に受け継いで・・・というご依頼です。

この手のご依頼ではモールトンなんかもお子様世代への引き継ぎのご依頼をよくお受けしますが、モールトンの場合は80年代ぐらいから作ってる車体がメインですからね、年代的にも、車両価格的にも引き継いで乗り続けてほしいという気持ちはよくわかります。

さて今回のご依頼は、お父さんが乗っていたLong haul Truckerを娘さんが乗り継ぐという内容。
なので、スポーツ&ツーリング的なアッセンブルをされていた車体に、ハンドルをプロムナードに変更&泥除け、フロントバスケットを追加して街乗り仕様に変更です。(もちろん少々のロングライドもOK)

各部パーツの交換に伴ってワイヤーやブレーキシューなどの消耗品も一気に交換しています。
ついでにフレームも磨いてます。

ここまで大幅に変えていくとなるとそれなりのコストになりますので、量販店の自転車が1〜2台買えちゃうぐらいの金額になりますけどSURLYならこれぐらいの金額を出しても全く損はないでしょう。
ちなみに過去には塗装もやりおなしてほぼほぼ新車かよ。ってぐらいのオーバーホールご依頼も割と実績ありです。
SURLYの場合、ロゴのデカールも入手可能なのでバッチリ仕上がりますよ。
でもまぁ個人的にはSURLYはこんな感じで使い込んで少々傷や塗装のくすみがあってもカッコいいと思うのでクッタクタになるまで乗り倒してもらうのもSURLYらしくで良いと思いますよ。
何せSURLYは壊れませんから。

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