新入園のシーズンですし、EZのお子様のせ仕様のご依頼を2件同時にお受けしました。
自転車にチャイルドシートをつける際にはまず第一にチャイルドシートに対応した頑丈なリアキャリア（前乗せの場合は固定できるステムと設置スペース）としっかり安定して自立するスタンドが必須の条件なんですけど、EZの場合、スタンドは純正オプションでご用意できますがリアキャリアがEZに最初から付いているものは耐荷重が5kgしかないのでちょっとひと工夫必要になるんです。
すんなり取り付けができない訳ですが、そこをなんとかするのがカスタム自転車屋を自負する我々のお仕事でして、、、
きちんと安全に（基本的にお客様の自己責任ですよ）取り付けできた自転車は、他のみんなとカブリたくないお母さんたちや、カッコイイ系の自転車でお子さんの送り迎えをしたいお父さんたちに好評でございます。
さて、ではご納車事例のご紹介を。
こちらはカーキの車体にYepp(イエップ）のチャイルドシートを。
乗られるのは主にお母さんですが、20インチの小径タイヤでタイヤ幅もしっかり太いので安心感ありますし、フレームもコンパクトなのでまだ比較的跨ぎやすい方だと思います。（決してラクラク跨がれるってわけではありませんが）
やはりお子様を乗せるとなるとお荷物も増えますし、ということで前かごにはやや大きめのコンテナタイプのものを設置。
前かごは純正のバスケットもパナソニックさんが用意してくれていますが、フロントライトと共存するためにバスケットがライトの上にありまして、、、ちょっと、、なんというか、、、バランスおかしない？
当店のオススメとしましては前かごはタイヤのすぐ上。ライトはカゴの下に潜り込む形に移設。が基本スタイルであります。
あとはペダルを回転の良いMKS（三ヶ島ペダル←世界に通用する国産ペダルブランドです）のALLWAYSに変更、サドルもお尻に優しいvenoのサドルに変更してもらいました。
このサドルは見た目は薄めでシュッとしていますがお皿のようにフチまでお尻を支える形状になっていますので広い面積でお尻が乗って負担が少ない形状。最近はお尻が痛いのは嫌、という方にはまずこちらのサドルをおすすめしています。
こちらは、マットブラックの車体に上のものと同じくYeppのチャイルドシートを。
ブラックの車体にブラックのチャイルドシート、そこへタイヤがホワイト！！
もう1つ注目はハンドルバーをクランカーバーに変更しました。
この車両はお父さんがお乗りになるんですが、男性が乗るならこれぐらい幅の広いハンドルバーの方がEZの雰囲気にあっていてカッコイイと思います。
こちらもバスケットは純正のものではなく。。。フレームデザインの骨っぽさに合わせて太めの格子のアルミバスケットにしました。このバスケットは見た目に反して中空アルミパイプでできているのでめっちゃ軽いんです。
おや、サドルとペダルは上の車両と同じですね。
自転車カスタムの基本は体が触れるところから、と申します。
快適性に直結する部分なので交換すると気分いいですよ。
あと最後になりましたが、どちらの車両もメインフレーム上のプラスチックのカバー（フレームキャリアって言うらしいです）と側面の「Panasonic」の銘板、その他あまり重要でないステッカー類は全て外しています。パナソニックさんごめんなさい。無い方が無骨でかっこいいと思うんです。
こんな感じでお子様乗せ仕様のパナソニックEZ、2台まとめてご紹介いたしました。
当店ではもうすっかり定番車種になりつつあるEZですのでカスタマイズの引き出しはまだまだございます。
実はこのブログを書いてる最中にもオススメのバスケットをつける仕様でカスタム車のご注文いただきました。
こちらもまたこのブログでご紹介しますね。
