ひっさびさに見ましたMoultonのアレの60周年を記念したモデル。
お客様のお持ち込み車両のカスタムご依頼でございます。
アレっていうのはモールトン博士が関わったイギリスを代表するあの小さい車のことで、フレームにも車のシルエットが描かれていますが商標権の云々で車名は書いていません(笑)

ほぼほぼノーマル状態でのお持ち込みで、フラットハンドルの9段変速という構成です。
たしか発売当時は泥除けが標準装備だったと思いますが付けてないですね。(取り付けは超絶手間がかかります。)
上の写真は作業直前の状態。パークツールのブルーと同化してますね。
今回はこちらの車両をドロップハンドルに変更というご依頼です。
当然ながらコンポーネントも総入れ替えです。

ハンドルバーは僭越ながら当店のオリジナルで天下のNITTOさんに別注で作ってもらっているEBS-30ハンドルバーです。
ミニベロにも似合うリーチ、ドロップ共に小さめ設計で、若干下広がりにフレアしてるのもモールトンのようなやや緩めポジションが似合う自転車にもよく合います。
コンポーネントはシマノ105。
モールトンといえばもっと上位コンポーネントをつけることも多いのですが個人的には実は105が実績多いです。
今回は1世代前の7000系と現行の7100系のミックスです。
というのも例えばリアディレーラーは7000系だとコンパクトなショートケージが用意されているので20インチホイールとの相性を考えるとこちらが最適かなって思ってます。
ちなみにシマノさんのロードコンポーネントは最新モデルだとどのグレードもショートケージは用意されていないので、それなりの性能でショートケージとなると105の7000系が最後になるかもしれません。。。

仕上がりはこんな感じ、
このモールトンによく似合うサドル(セライタリア フライトのコンフォートなやつ)は残して、色を合わせてバーテープはブルックスのレザーバーテープにして頂きました。
105のブラックカラーが良い感じで全体の印象を引き締めてくれますね。
モールトンのカスタムご依頼もお待ちしております。
フロントサスのオーバーホールやセンターピッポッドの打ち替え、今回のようなコンポーネント載せ替え、ホイール組み替えなどなどお気軽にご相談くださいませ。