FUJI ALTERR 試乗車届きました!

2024年発売モデルの中で一番期待していたモデルFUJIのALTERRがもうすぐ入荷予定と言うことで先駆けて試乗車が届きました。

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ATBの自由度の高さ

ATBは「All Terrain Bike=全地形型自転車」の事。
80〜90年代にマウンテンバイクというジャンルがまだ完全に確立されていなかった頃、街中もグラベルも野山もどんな地形どんな路面にも対応する自転車という位置付けで作られた自転車の事です。
そこから山に特化したのがマウンテンバイク(MTB)なんですね。
こう言ったオールドMTBやATBがここ数年注目を浴びていますが、僕ら自転車屋をやるぐらいの人間からすると、、、ATBが普段使いにもちょっとしたツーリングにも最高な自転車であることは前から知ってますし、僕も30年前に買ったMTBを後生大事に今でも持ってます。
他にもSurlyのラインナップなんかにもその片鱗は見て取れますね。
そんな中でとりわけオールドMTBやATBが再評価され始めた昨今の流れを汲んで出てきたのがALTERRでありまして。
クロモリ素材のホリゾンタルスタイルのフレームにもちろんリジッドフォーク、使用するパーツは味のあるシルバー系でまとめまして・・・とオールドスクール感がありながらも使用しているパーツはリア8段変速で指先だけで操作できるラピッドファイヤーレバーにディスクブレーキという現代のパーツで構成されています。
正直言ってオールドマウンテンバイクをレストアして乗ろうと思ってもいまさらカンチブレーキなのか。。。とやや食傷してしまう事も多いので、実はこんな自転車を待ってました、って感じです。
しかもこういったスタンダードなスタイルの自転車作りが得意なFUJIさんが作るってのがいいじゃないですか。
ちなみにFUJIさんは実は10年前にもオールドATBのリバイバルを作ってましてFUJI MTFっていう車種があったりします。これもまたカッコいいんだよなぁ。。。

振り幅の広さが魅力

ATB=全地形型自転車、というだけあってどんな使われ方にも対応できるように前後キャリア用のネジ穴はもちろん、ボトルケージのネジ穴も拡張性の高い3連穴だし、フォークサイドにもネジ穴完備。でもってセンタースタンド台座も装備。タウンユース仕様もツーリング仕様もお好みのバランスで対応できるユーティリティー性が魅力です。
リアキャリアやフロントバスケットをつけてちょっと小慣れてる感を出して乗ってほしいです。

味のあるパーツチョイスは必見

現代のスポーツ自転車はハンドルもホイールもクランクも黒いパーツがほとんどですよね。
フレーム素材との相性や強度を持たせるための意味合いもあるのでもちろんこれは正解なのですけど、ALTERRで使用されているパーツ類はほとんど全部がシルバー系、オールド感があってカッコいいです特にクランクなんかかなり渋めですよね。(写真のペダルは店頭にあったものをつけています。実際の製品とは異なります)

ハンドルはこちらもいい味出してるライザーバー。
結構高め設定なので体格に合わせて変更しても良いかもしれませんね。
例えば僕らだとクランカーバーもよくおすすめしています。
ちなみに身長175cmの僕が52cmサイズに乗った場合サドル高は問題ないんだけどハンドルが少し近く感じました。(胴が長いんだな。。。)なので僕ならもう少しアップライズの少ない抑えたハンドルバーに変えたいと思います。


今回届いたのはフレームサイズ52cmのウォームシルバー、写真ではわかりにくいかもですが艶感のあるメタリック塗装でちょっと抑えめトーンのメタリックが絶妙にいい感じです。
カラーのラインナップは定番で渋めなグロスブラックと90年代感出しまくりのパープル系の合計3色展開です。
サイズは44cm,48cm,52cm,56cmの4サイズ、ちなみに身長175cmの僕なら52cmを選びます。
サイズ選びのポイントは乗れる範囲で大きめを選んでください。そのほうが乗車姿勢が綺麗に見えるのと、このモデルの場合ハンドル周りのカスタムの幅が広くなりますので後々体格に合わせてより乗りやすく調整していく上では扱いやすいと思います。
価格は93500円(税込)です。
初回入荷は7月初旬から順次といった感じですが、すでにご予約も多数いただいていますので、ご予約時期が遅いと納期が遅れたり完売しちゃってる事もあるかと思います。
まずは店頭でサイズ感や細部をご覧いただいて早めのご予約をお勧めいたします。
なお、このALTERRの試乗車は当店の姉妹店の南堀江店にも届いていますので、お近くの方はそちらもどうぞ。

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