あけましておめでとうございます。
昨年末のブログでちょい見せしてましたサーリーのストラグラーを店頭在庫用として組んでみました。
色もパーツも程よく控えめでとてもいい感じです。
普段乗りの自転車にはちょっと贅沢だけど、これ以上ない、一生乗れる自転車だと思います。
この仕様のストラグラーはこれが最後!

長らく仕様変更せずに一途に続いていたストラグラーもついに現代のスポーツ車基準に合わせて次の生産分から仕様が変わります。
それが結構大幅な変更なので個人的には変えなくて良いのに・・・って思ってます。
元々はサーリーの名作フレーム「クロスチェック」のディスクブレーキ版って感じだったので割とスタンダードな造りという感じで、ホリゾンタルフレームに細身のクロモリ、とても実用的なシングル対応エンド、前後ハブはクイックリリース止め、という今となってはハイエンド自転車とは言い難いスペックではあるのですが、その分最新スペックにはないパーツ選択肢の多さというか懐の広さみたいなところが好きだったんですけどね。
今回の入荷で終了らしいです。悲。
次回からは44mmヘッドチューブに前後スルーアクスル、トップチューブはスローピングなんだとか(未確認情報です間違えてたらすみません)。。。。もう違う自転車じゃん。
クラシックラインとして今の仕様で作り続けてくれないかな。ほんまに。
今回はちょっとイレギュラーなアッセンブルです。

このストラグラーってフレームサイズによってタイヤ径が2種類に分かれます。
フレームサイズ52cm以下は650b、フレームサイズ54cm以上は700cになります。
ただフレームサイズ52(実際にはシートチューブのBB芯-上端は545mmくらい)で650bって小っさくね?って個人的に思うわけです。もちろんその分ヘッドチューブも長く取れるのでフレームが大きく見えてスマートな感じがしますし、日本人の体格にもマッチすると思います。ただ見た目的には若干の野暮ったさとタイヤの選択肢の少なさ、リムの選択肢の少なさが気になります。
ってわけで仮に今回はフレームサイズ52cmに700cのタイヤで仮組みしてみた訳ですが、絶妙にバランスが良かったのでもう700c採用しました。設計者の方すみません。
実際にはチェーンステー内側のタイヤの逃しもほんのちょっとズレてるし、前後ともクリアランスはギリギリです。フェンダーなんか絶対付きません。でもこのギリギリ具合が見た目のバランスが良いですね。
普通に700cで設計した場合に比べると明らかにリアセンターが短いのも個人的に好きです。
BBハイトもほんのちょい高めでしょう。その点も個人的には好きです。
BBハイトが高くてハンドルがやや近くて低め、サドルは後ろに引き気味みたいな乗り方が個人的に街乗りでは好きなんです。(あくまで個人の感想です)

ちなみにタイヤはマキシスのランブラー700x40cです。
最近は40cぐらいの太さが一番楽しい気がしています。
空気圧を高めにして軽い走行感を重視しても、空気圧低めでクッション性や粘り感(抽象的ですみません)を楽しんだり、調整の振り幅が広くて、32cよりも頼り甲斐があって、45cほど重くない、ストレスなく扱えるサイズ感が40cぐらいがベストかな。って思ってます。(あくまで非力な僕の感想です)
その他はシンプルなアッセンブルで。

変速系は1x9s、ブレーキは機械式のディスクブレーキにしました。
ブレーキ本体は1世代前の感じもしますがシマノのR317。価格も安くてしっかり効く、調整も簡単、何よりシルバー色が用意されてるので街乗りには程よい扱いやすさです。
ローターもシマノ製のそこそこなグレードのものを使っていればほんとストレスなく扱えます。
ブレーキレバーもシマノ製だともっと安定して効くんですけど、見た目がね。アレですから(決して悪くないけどこの車種にはスポーティすぎる)今回はベテラン選手ダイアコンペのSS-6を使ってみました。


ハンドルはNITTOのB802です。
この自転車に求めるハンドルの性格は、ゆとりのある幅、若干のイカツさ、シンプル、ややコンフォートな乗車姿勢、そこそこなスポーツっぽさ、って感じでしょうか。
プロムナードハンドルをつけて街乗りに全振りしちゃうのも今風だと思いますが、ある程度スポーティさも確保して、サーリーらしく守備範囲の広い自転車に仕上げたかったんです。

その他、細部は店頭でご覧くださいませ。
クランクはSUGINOのデッドストックのVPクランクを付けていますが、近々変更すると思います。
どうでしょう、最後のストラグラー。
今後の最新スペックのストラグラーももちろん気になりますし、サーリーのグレード感にあった良い自転車になるのは間違いないんですけど、現行のこのスペックのものには枯れた技術というか、安定感というか、、、クイックリリースもオーバーサイズヘッドパーツも今後何十年も生き続ける仕様だと思います(実際もう30年ぐらい続いてる?)ので、おそらく今買ってもヨボヨボで自転車乗れなくなるまで使い続けられるんじゃないかと思います。
そんな訳で、在庫限りの早い者勝ちです。お急ぎくださいませ。
あ、価格は大体35万円前後になるかと思います。