Grown HUNTのカスタム事例のご紹介です。

細身のフレームでシンプルなデザインのHUNTなので割と幅広くいろんなジャンルのカスタムを受け付けてくれるんですが、今回は割とガッツリ、死角なしの一台に仕上がりました。


ハンドル周りは最近ご要望の多いプロムナード系のハンドルです。
この車種に限らず今全体的なカスタムご依頼の雰囲気はゆるく、楽に、無理しない、みたいなキーワードが多いです。
ファッションもオーバーサイズが普通な昨今ですし、気取ってばっちりキメる、というよりは自分らしく自然体で自転車もまとめていくのが今らしさなんでしょうね。僕らもそういう乗り手に寄り添った自転車の方が得意です。
元々はシンプルさ優先のストレートハンドルを使っているHUNTですけど僕らはかなりいろんなハンドルでカスタムしてきました、それこそ、ドロップもブルホーンもアップバーもなんでもいけます。

さて今回はかなりのカスタム大盛りで制作させて頂きました。
大きな部分としてはハンドルをプロムナードに変更、泥除け取り付け、リアキャリア、フロントキャリアですが、サドルとペダルも変更、その他リフレクターとか諸々も・・・
ここまで色々と変更すると次第にまとまりがなくなってキメラ化していくのですが、こんな感じでご要望が多い場合は我々プロに任せる&納車時にきっちりやっちゃう、というのがポイントです。
今回もほら、全体的にシルバーパーツで統一、きちんとした大人っぽさのある街乗りミニベロになりました。
主だったところを順にご紹介していきますと。

ハンドルバーは当店がNITTOさんに別注で作ってもらっているEBS-10ハンドルバー。
やや薄めのアップライズが綺麗なプロムナードハンドルですね。
先端の曲げの柔らかさがNITTOさんらしさですね。

フロントギヤも交換しています。
56Tのナローワイドギヤです。
実はこの製品、当店オリジナルなんです。
ミニベロで必須の大径フロントチェーンリングでチェーンガードが不要のナローワイドギヤです。
こういう製品ってあまり落ち着いたデザインがないのでオリジナルで作ってみました。
チェーン落ち防止のガードがないので見た目がスッキリしますよね。
歯数も少し増えるのでペダル1回転で進む量も増えるのでお勧めカスタムの1つです。


リアキャリアはNITTOのシムワークスさん別注のもの。
クロームメッキの質感が美しいですね。
ミニベロ用のリアキャリアではないですけどサイドパニアがつけられるよに横棒が配されたデザインなのでミニベロに付けても間伸びして見えないのと、幅が狭いので綺麗に見えます。
グリップはmade in USA 永遠の定番OURYグリップです。このボリューム感が街乗りによく合います。

フロントキャリアは今年一番のヒット商品と言っても良いかも、と思われるJACKのもの。
工具なしで簡単に付けられてもちろん外すのも工具なし。
見た目以上に頑丈で横揺れも少なめです。
ちなみにゴム紐も付属してます。


そして泥除け、
こちらはベルギーのクラナ社の製品。
この車種に付けるにはちょっと加工がいるので大変ですが、きちんと取り付ければめちゃ綺麗。
アルミのフェンダー本体を樹脂ラミネートしているので見た目の美しさと耐久性を兼ね備えておりますです。
薄めのデザインなので横から見たシルエットがスッキリしていて綺麗ですよ。
そんなこんなで仕上げました、Grown HUNTの街乗りコンプリートカスタム。
実はこのカスタム、ほぼ同じ内容で立て続けに2台作らせてもらいました(もちろん別々のお客様です)
HUNTはスタンダードで長く使い続けられるモデルなので、ばっちりお気に入りの仕様で自分らしく仕上げて乗って欲しいです。
いつでもご相談お待ちしております。