いやはや、エラい自転車を作ってしまいました。
FUJIの今シーズンの注目バイクの1つ、電動アシストBMXのMX-Eにチャイルドシートを付けました。
チャイルドシート案件は他にも何件かご依頼頂いていたんですけど、前後両方につけるのは今回が初めて。
お子さんもテンション上がる事間違いなしのヤバいバイブスの電動アシストパパチャリに仕上がりました。
MX-Eは初めからお子様乗せも織り込み済み。
お子様のせ自転車を作る場合に大事なポイントはいくつかありまして、
まず当たり前ですけどチャイルドシートが取り付けできること。
それからしっかりと自立すること。
あとこちらかは親御さんの努力次第な部分もあるのですがチャイルドシートがついてても跨げること。
この辺りが要件になってきます。
最初の「チャイルドシートが取り付けできること」っていうのは付けられる場所があることとかそれに耐えうる強度があること、安定感などなどいろんな要素が必要になります。
そんな条件が色々と絡み合うチャイルドシート界隈ですが、実はMX-Eは初めからリアキャリアが標準装備なんです。
なので取り付けのための最大のポイントはこれで完全にクリア。
BMXって基本的に競技用自転車だからリアキャリアなんか付かないのが基本なんで、普通のBMXにリアキャリアを後付けするなんてほとんどの場合無理なんですけど、このMX-Eの場合最初からもう付いてます。（もちろん取り外すこともできます）
なので後側のチャイルドシートをつけるのは全く問題なしです。
ちなみに前側はちょっと工夫が必要ですけど簡単に付きます。そして取り付け位置が低めに設定できるので意外と綺麗に収まりますね。
そして第二の難関「しっかりと自立すること」。
これができないとお子さんの乗せ下ろしができません。
親御さんが支えてる自転車にお子さんが自分でよじ登るしかない、ってことになります。
それは流石に危険なのでちゃんと自立してる自転車に抱っこしてチャイルドシートに乗せてあげてくださいね。
MX-Eの場合はごく一般的な20インチ自転車用のスタンドが取り付けできるように設計してくれています。
今回も足の幅が通常よりも広くてしっかり自立できるスタンドを選んで取り付けさせて頂きました。
上記2つの問題がクリアできればあとは何とかなります。
ですが今回は前後にチャイルドシートという案件。こちらもMX-Eには初めてのカスタム内容になります。
出来上がった自転車はこんな感じ。
MX的なフレームデザインてフレームの三角形が小さいのでほぼチャイルドシートの塊みたいなルックスになりましたが、前かごにコンテナを使ってみたりしてかなり遊びごころ満載の楽しい自転車に仕上がっております。
使用しているのは前後ともにTHULE Yeppの最新型であるYepp2です。
座面の安定感やシートベルトが大幅に改良されている人気のチャイルドシートです。
リア側のシートは特にMX-Eとは相性が良くて、アダプター類は何もなしでチャイルドシート底面のクランプがリアキャリアをがっしり掴んでくれますし、取り外しも簡単です。
今回は前後乗せなのでかなりマッチョな作例になりましたが、お子様の年齢・体格に合わせてご相談に乗らせて頂きますのでお気軽にお問合せくださいませ。
あっ。最後になりますが乗り味はもちろん快適。
変速機は付いていない自転車ですが、アシスト力も含めてギヤ比を調整してくれているので20インチタイヤでもしっかり進みますし、BMX特有の太いタイヤもお子様乗せには安心感あって良いですよ。
激坂地域にお住まいの方だと変速付きの方が良いかもしれませんが、ここ大阪市内だとめっちゃいい感じです。
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