EBS HORIZONTAL451

EBSの定番ミニベロHorizontal451を店頭在庫用に組み立ててみました。
通常はお客様のオーダーを受けてからご要望に合わせたパーツで組み上げるんですけど、たまにこうやって店頭で実際に見てもらって、気に入ってもらえればそのままお渡しできる車体を作っています。

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秘蔵のパーツを蔵出ししまして。

そんな訳なので今回は当店のパーツチョイスで組んでいますが、こういう時にしか使わないパーツを蔵から出して参りました。
それがこちら、Shimano 105(R7000系)のシルバーです。
105は最新版がR7100系にバージョンアップされていますが、R7100はディスクブレーキ専用なので、リムブレーキの車体用にシマノさんもR7000系を継続して作ってくれています。

ただし、R7000が最新だった頃に製造していたシルバーは廃盤になっちゃってます。
まだ一部のパーツはシマノさんから手に入りますが、コンポーネント全てをシルバーで手に入れるのは不可能になっています。
なので普段はお客様にはお勧めしにくいシマノ105のシルバーですが、ウチにあるラスト1セットで組んでみました。
当店に残っていたのはこれが最後なので今後はもう作れません。

フロントは当社オリジナル56tギヤ

フロントシングル x リア11sという組み合わせにしています。
ミニベロなのであまりシリアスにならず気軽に使いたい、っていうご要望も多いですし、シマノのフロントチェーンリングだとR7000系105だと53tが最大なんで、もうちょっと余裕あるギヤ比を望まれる方も多いです。
というわけで当社オリジナルの56tを使ってみました。


451ホイールと56tギヤの組み合わせは、レースみたいなスピードじゃ無いけどそこそこスピードも出せる場所でサイクリングしたい場合にもまずまずついて来てくれる、ぐらいのギヤ比です。
ちなみに歯先形状はナローワイドになっているのでシングルギヤでチェーンガードもついてませんがチェーン外れの心配はご無用ですよ。

ただ、シマノさんはシフトレバー無しの左手レバーを作っていないので、左手レバーはワイヤーこそ繋いでませんけど中身はシフトの機械が入ってます。ちょっともったいないですね。。。
あと、この部分だけシルバーパーツが入手できなかったのでブラックです。
黒色のバーテープ、サドルと調和してるので気になりませんよね。むしろシルバーより良かったかも。

ホイールは韋駄天

こちらも当社の蔵から引っ張り出してきたここ最近では見かけなくなっちゃったホイールですね。
コロナの時期から輸入がストップしちゃってるので現在はほぼ流通してないんですけど、秘蔵のホイールを出して来ました。
軽量なハブやサピム製の細めのスポークなどを使って重量がとにかく軽いホイールです。
そもそもミニベロ用の完組みホイールって今ではほとんど無いですよね。

総合的には

フレームセットがEBSですから、使用しているパイプは福島県で生産されている国内唯一の自転車用パイプメーカー「Kaisei」製のクロモリを使っています。
最薄部の肉厚が0.6ミリという、量産モデルではまず使うことのない軽量パイプです。
そこに韋駄天の軽量ホイールとShimano105をフロントシングルで。
全体的に特別軽量に振ったパーツ構成ではないんですけど多分車重は9キロ前後かと思います。
クロモリフレームのミニベロとしては割と優秀じゃないかと思います。
まぁ、重量よりも走りの気持ちよさ重視のモデルなので乗ってもらえればスペックには出ない良さがわかってもらえると思います。


今回製作したのはMサイズ(シートチューブ長520mm)でカラーはパーカーマットRAWです。
身長170cm前後の方に最適なサイズ感です。
普通にオーダーで組み立てた場合は40万円弱の車体ですが、今回は店頭展示用ということで作業工賃等を少々割引して販売する予定です。たぶん37万円ぐらいかな。
もちろん1代限り・即納可能な車体なので気になる方はいますぐお問合せください。

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